こにの日記

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10/24:過去1年間のお話その3「民間企業の転職活動開始+内定獲得」

こんにちは、こにと申します。

 

今日は先程プールへ行って1時間ほど泳いできました。運動している時間はスマホも触りませんし頭もスッキリしますね。

 

さて、前回は退職を経て実家に戻り無職生活が始まったことと、公務員試験に向けて勉強を開始したところまでお話させてもらいました。今回で1年間の振り返りは最後となりますが、以下の2トピックで振り返っていこうと思います。

⑤徐々に回復し、民間企業の転職活動を開始。

⑥なんとか納得内定獲得。無職卒業予定←今ここ

 

⑤徐々に回復し、民間企業の転職活動を開始。

自己分析を経て得た気づきから、民間企業の転職活動へ

7月に受検した公務員試験の一次試験(私の場合はSPIやSCOA)を無事通過し、8月頃から徐々に面接の機会が増えていきました。その中で必要となってくるのがいわゆる「自己分析」。自分はそもそもどういう人間で、これからの人生で何をしたいのか。ぶっちゃけ、今でも明確にやりたい仕事などを経験則からピンポイントで考えられているわけではありませんが、今回の転職活動を経て、休職期間や退職直後にはできなかった「自分と向き合う行為」をできたことが一番大きな収穫だと思います。その結果、自分の中で「本当にやりたいことは公務員になることなのか」という思いが生まれてきました。

1年未満ながらもコンサルに身を置いていた中で、「コンサル→民間の事業会社→公務員」という構図があり、矢印の方向での転職は比較的可能であるが、その逆は難易度が跳ね上がる、といったことを耳にしていました。退職直後は前回も話した通り、何も考えられない状態だったので公務員一択と思っていましたが、改めて考えられる状態になったとき、この構図を思い出したのです。また、近年の公務員(地方自治体)では応募にあたり年齢制限が撤廃されている自治体も増えてきています。そして何より、大学を出て、結果退職してしまったものの新卒で外資コンサルに入った自分の可能性をもう一度考えるようになりました。

公務員を目指すのは必ずしも今である必要がないという思いと、退職してしまった事実に向き合いながらも、それでも自身のポテンシャルを実績として発揮したい思いが芽生え、結果として8月の終わりからいわゆる転職エージェントに面談を申し込み、本格的に民間企業の転職活動を開始することにしました。

 

⑥なんとか納得内定獲得。無職卒業予定←今ここ

転職活動序盤

そうして民間企業の転職活動を始めたわけですが、依然としてやりたい業界、職種などありませんでした。というか経験も知識もないため何もわからない状態でした。そこでエージェントのCA(キャリアアドバイザー)に相談する中で、まずは特定の業界に身を置くことで、その領域の知識を習得することと汎用性のあるスキルを習得することを目指せるような職種にしましょう、となりました。結果営業職を1つの選択肢として考えるようになりました。しかし、適応障害が理由で退職したことを踏まえ、営業職の中でも新規開拓ではなく、既存顧客への営業が主であるルート営業の会社に絞って応募することにしました。業界はこだわらず3社ほど応募し、それらの選考に向けて準備していくことになります。

転職活動中盤

9月中旬に入り、序盤に応募した会社の選考も始まりました。一方で、自己分析を並行していく中で自分の中でのある1つの大きな発見がありました。私の人生における根源的欲求です。私はこれを日々の行動における原動力と位置づけました。そして今まで自身がどのような動機をもとに動いていたのか、振り返ってみたところ「他者貢献によって私自身が貢献感を実感し続けること」が動機であり原動力であり、根源的欲求であるという結論に至りました。これだけを聞くと綺麗事のように思われるかもしれませんが、この欲求の肝は究極的には自分のためであるということです。極論を言ってしまえば、本当に他者にとっての貢献になっていなくとも、貢献している・貢献するようなことをできていると私が感じられればそれでいいのです。要は最終自己満足で良いのです。

このことに気づいてからは、自身の興味レベルの仕事と貢献感のダイレクトさや大きさを結びつけて職種などを考えるようになりました。その中でとくに人材業界の人材紹介事業に興味を持ちました。まさに私がサービスを受けたように。CA(キャリアアドバイザー)として求職者の転職支援はまさに興味と貢献感の双方を大きく満たせるのではないか、と考えました。そこでビズリーチを経由して別のエージェントサービスも利用しながら、人材紹介企業にも応募をしました。

しかし一方で、営業やビジネスに関する経験、特定領域での知識や転職経験などが不十分な状態で、説得力を持って高品質な転職支援をすることができるのだろうかという疑問も浮かびました。興味はあるものの、絶対に今やりたいわけでもなかったため覚悟を持ちきれなかったことも事実でした。そんなことを言っていては元も子もないとはわかっているのですが、少なくとも現時点での私に必要なのは大前提である経験やスキル、知識であると思っていました。

転職活動終盤

10月に入り、各社選考もけっこう進んでいきました。その頃には根源的欲求を言語化できたこともあり、面接での受け答えもだいぶ洗練されるようにはなってきました。最終面接にも応募した5社のうち4社進むことができました。しかし、その内の1社(人材業界ではない)は別の候補者が営業経験を持っているということでお見送り(経歴負けという言葉があるみたいです)、人材紹介企業である2社は覚悟であったり経験の不足を理由にお見送りされることになり、序盤に応募した企業のみ内定をいただくことになりました。事実として内定が1社なのでその会社に行くしかない、という状況ではありましたが、私の中では非常に納得のいった転職活動になりました。先程書いたような懸念点がそのまま最終面接で見透かされてしまったんだなぁという思いがあります。やはり人材業界の面接官は他業界よりも鋭いと思いました。

唯一内定をいただいた企業は大手保険会社の専属代理店となります。いわゆる保険営業ですね。選考中もでしたが、入社後も代理店と代理元との関係が非常に濃く、研修等は代理元の保険会社で受けるということでした。なので研修期間と研修後で勤務地も少しだけ違うんですよね。新鮮ではあります(笑)。選考を受けた限りでは、双方ともオフィスを覗かせてもらったり実際に職場の方々とお話もさせていただき、非常に温かい雰囲気の職場だな、という印象を抱いています。そうはいっても前職のこともあるので、入社してからが全てではありますね。

ただ、退職してから半年ほど経つこのタイミングで初めて適応障害になるまでの、会社の上司ではなく、私自身の改善点についても考えるようになりました。もちろんコンサル業界では新卒から給与も非常に高い分、求められる質やかかるプレッシャーは相当なものになります。しかし当時の私は、一言で言うとマインドセットが全くなっていなかったとも思うんですよね。具体的には、新入社員の癖にちょっとでも食らいついてやろうというハングリー精神が全く無く、完全受け身のスタンスでした。これはどの業界でも求められる姿勢、というか自分のためにも必要だと思いますが、こともあろうに私は外資コンサルで完全受け身のスタンスを貫いてしまったのです。勤務時間以外は疲弊しきって何もすることができない→業務時間にキャッチアップする時間なんてない→業務についていけないという悪循環に自ら陥ってしまっていた、と今は思います。
このこともしっかり反省しつつ、転職先では自分のためにキャッチアップを頑張ることをしたいと思います。

こうしたことも踏まえて、まずは転職先での生活リズムや仕事内容に少しでも早く慣れて自分の型を作ることが大前提です。しかし今後の展望としては、転職先にドハマリする可能性もありますし、そこで得た経験やスキルをもとに、やはり人材紹介企業のCA(キャリアアドバイザー)に挑戦するかもしれません。はたまた、全く新しいことに挑戦したくなるかもしれませんね。どうなっても今回の転職活動で見つけた根源的欲求を軸に、そのときの価値観も加えつつ自分の意志で次のキャリアを決められる状態を目指したいと思います。

 

これにて計3本でお送りした過去1年間の振り返りを終わります。合計1万文字近くとかいう卒論の半分くらいの分量になってしまいましたが、読んでくださった方ありがとうございました。私自身も初めて文字として整理して、すこしスッキリしました。次に向けて気持ちよく切り替えられそうです。
とはいえ、入社日は11月の後半とまだあと1ヶ月近くあるんですよね。保険なのでとくに最初はテスト三昧みたいで、そのテキストもすでにもらっていたりするのでその勉強をしつつ、無職にしかない時間の余裕を満喫できればと思います。さすがに少し飽きてきていますが。入社が楽しみです。

 

次回からはもっと軽い感じで自由にまた書いていければと思います。

といったところで、また次回。